バラの様に美しく、まろやかで独特の風味のイタリア野菜!
カステルフランコ(かすてるふらんこ)
レタス、エンダイブ、チコリの仲間。
バラの花」にも例えられる美しさは他の野菜の追随を許しません。
日本国内での栽培が困難だったカステルフランコの改良品種で、早生で斑入りが良い品種です。
クリーム色の葉に紅~紫色の斑が強く入ります。
半結球に仕上がりますので、30cmほど水を張ったタライの中で丁寧に開いて出荷してください。
出荷処理後は葉が瑞々しくなり、パリッとしますが、棚もちは悪くなりますので低温を保って出荷してください。
定植後70日で出荷となります。
秋作専用ですが霜を強く浴びると痛みますので早めに収穫してください。
【利用方法】
半結球部の葉色が、淡いクリーム色で所々に鮮紫色の模様が入っています。葉質はレタスよりち密でまろやかな独特の風味があり、サラダの風味をより深めます。加熱調理にも利用でき、ほのかな甘味を感じます。
種蒔き:種蒔き:秋(7~9月)の種まきが可能ですが、霜が諾るような季節はトンネルや加温施設等の資材が必要です。
春まきでは抽苔が問題になりますので避けてください。
発芽適温は20-25℃で発芽まで3-5日かかります。秋作では酷暑期に播種する事がありますが、35℃以下に保つように遮光材や寒冷紗を利用ください。
基本的に移植栽培が適しています。
200穴セルトレイに2粒播きし、発芽に光が必要ですので、覆土は極力少なくします。
発芽時に間引いてください。本葉3枚葉長5cmほどの若苗を定植します。秋作では育苗機関20-25日で定植します。
良品が得られるのは、温暖地の8月中下旬播種11月収穫です。
株問:株間35cm畝間40cmで、定植後にしっかり潅水して下さい。
キオッジャやトレヴィーゾに比べやや広めに株間を設定します。
結球を促すために(半結球ですが)、外葉を大きく作ってください。定植初期の水分管理が栽培のポイントです。
管理:
成分で元肥/N12kg/PIOkg/K18kg追肥/N5kg/IOaほど。霜に当たると外葉が枯死しますので、霜に当たるまでに結球を促し収穫します。
10℃以下になると生育は極端に遅<なりますので、ビニールトンネルや不織布の利用が効果的です。
30℃を超えますとチップバーン、ナンプ病が発生します。32℃前後で菌が増殖し、土壌内で生存しますので高温多湿は避けてください。
また低温で多湿の場合はキンカク病の発生があります。
高冷地や低温期の施設栽培での発生例が多いので換気に注意しましょう。虫害では、ナモグリバエとオオタバコガの発生が見られます。
収穫
:外葉がゆるくまとまり芯部に葉が巻いたら収穫時期です。収穫時期を迎えた株から順次収穫して下さい。
予冷を行った後、出荷処理を行うと鮮度保持に効果的です。
〇原産地は地中海沿岸から中近東内陸の小アジア地方。
〇発芽適温15〜20℃
〇生育適温18〜23℃
〇冷涼で降雨量の少ない気候を好み高温と乾燥に弱い。
〇28℃以上になると発芽しにくくなる。
〇高温と長日条件により花芽分化・抽苔が進むため、野菜産地は生育適温18〜23℃の気温を背景に全国を移動する。
育苗
45〜180cm
1〜4条
27〜35cm
630〜820株
6.3〜8.2株
2〜2.5ml
0.02〜0.025ml
800〜1430粒
8〜14.3粒
7000〜11500粒