小型の辛味大根
【特長】 ねずみ大根(中之条系)●近年人気が上昇している在来辛味大根。
●太さ5cm長さ10〜15cmほどの尻太の小型大根。
●葉は特長有る水菜のような切れ葉で首は青みを帯びる。
●肉質は水分少なくでんぷん質が多く固い。
●収穫適期になると辛味だけでなく甘みも加わり味わい深くなる。
来歴
長野県坂城町中之条地区の原産で信州の地大根の1在来種。
肉質の特徴は他の信州地大根と共通面が多いが畑の環境、栽培方法も含めより辛味が強くなる。
薬味または絞り汁専用の大根として有名。
中之条地区の栽培地は元々根物の栽培には向かない小石混じりの千曲川を望むやせた傾斜地であるが
このような場所での栽培で辛味が強くなり風味が増す。
(辛い大根と甘い蕪物語 長野日報社 を参考にさせていただきました)
【育て方】施肥量は普通の大根の三分の一程度とする ★秋蒔き専用です
〇発芽適温15〜30℃
〇生育適温17〜20℃
〇冷涼な気候を好み主に秋作栽培に向く。
〇気温が低くトウ立ちの危険が高い冬〜早春と、晩春から夏の高温時には特に品種の選定に気を配ること。
**辛みを出す栽培の条件***
辛味大根の辛さを増す栽培(栽培条件が恵まれ過ぎると辛味が薄くなります)
●肥料は出来るだけひかえる ●水遣りは出来るだけひかえる
大根にストレスを感じさせると辛味が強くなります(生育に支障が無い程度いじめて栽培する)
◎辛みと肉質による品種分類
肉質硬く ★★★辛み強
〇からいね 〇からいね赤 〇辛丸大根 〇辛之助大根 〇親田辛味 〇辛吉 〇辛味199
肉質硬く ★★辛み中
〇味辛 〇旭山 〇グリーン辛味 〇ねずみ大根(中之条系) 〇灰原辛味 〇たたら辛味
肉質適度固めで ★辛味弱(栽培時期、環境により辛味変わります)
〇おいばね 〇雪美人大根 〇だるま大根
肉質柔らかく ★辛味弱
〇おろし大根 〇時無し大根
信州の地大根は元々漬物などの貯蔵用大根でありますが うま味、辛味と成熟した甘みもあり薬味としても最高です。
肉質固く ★〜★★辛味み 中
〇切葉地大根 〇牧地大根 〇戸隠大根
直まき
120cm
4条
20cm
1600〜2000株
16〜20株
80〜120ml
0.8〜1.2ml
4800〜6000粒
48〜60粒
800〜1000粒