病気に強い早生の黄芯系白菜
きごころろくじゅうご【特長】
○播種後 65日タイプ
●播種後65日で2.5kg 球色は濃緑で球内色は濃黄根コブ、ウイルス病、ナンプ病などに強く作りやすい
●耐病性で栽培容易な早生種
根こぶ病、ウイルス病、軟腐病、べと病などに強く、さらに石灰欠乏症やゴマ症などの生理障害の発生も少ないので、栽培は容易。適期栽培では定植後60日前後で収穫できる早生種。
●球内色は濃黄色で、品質良好
外葉や球色は極めて濃緑で、球内色は濃黄色。品質はやわらかく風味があり、葉身部が多いため、浅漬けに最適。
●玉ぞろいがよく、収穫期の幅が広い
玉ぞろいがよいので、6玉の定数詰め出荷に最適。熟期が過ぎても、球内色の黄色の色落ちが遅いので、収穫期の幅が広い。
●播種適期をつかむ
極端な早まきは、病害の発生が懸念される。一方、遅まきは球頭のしまりが劣ったり小玉になるので、播種適期を守ることが大切。
●外葉のでき過ぎに注意
特に元肥の過剰施肥は、初期に外葉ができ過ぎるので見た目はよいが、根張りが劣る。すると生育後半に病害が発生したり、球形が長玉となったりする原因にもなるので、元肥は従来品種に比較して少なめにすること。
●生育後半まで肥効を持続させる
葉色が濃いため肥料が効いているように見えやすいが、結球初期には追肥を施して肥切れしないようにする。生育後半に肥切れすると、玉肥大が劣るばかりでなく、球内色の黄色も鮮やかさに欠けるので注意。
●病害対策
高温多雨や高温干ばつなどの不良条件が重なると、べと病・白さび病の発生が見られるので、薬剤散布は初期から定期的に、株元にしっかり掛かるようにすること。根こぶ病耐病性は、従来のタキイ耐病性品種と同等である。
※根こぶ病は、菌の種類によっては発病する場合があります。
〇原産地は地中海沿岸。
中国へ伝播後結球型に改良され普及した。
〇発芽適温20〜25℃
〇生育適温15〜30℃
〇直まきが育てやすい。
〇過湿に弱い為、排水の悪い畑では高畝にする。
〇春作の場合トウ立ちの危険が高い為、抽苔しにくい早生品種を選び育苗期には葉数10枚程度まで低温に当てないことが重要。
育苗
60〜70cm
1条
45〜50cm
280〜370株
2.8〜3.7株
3〜4ml
0.03〜0.04ml
525〜1000粒
5.2〜10粒
3500〜5000粒