耐暑性が強く、アクが少なく生食にも使える。
しろまるなす
特性
●へたは緑で果皮は薄緑の卵型なす。
●耐暑性が強く、露地栽培に適す中生種、果は首の太い長卵形の白光ナス。
●草姿は立性で草勢強く、大葉で枝太く、節間長は中短で作りやすい。
●果色は淡緑色でツヤがあり、ヘタはやや大きくて、果皮はややかたいが、果肉が特にやわらかで、ナス特有のアクが少ないので生食や煮食に適す。
●鹿児島県由来のナスだと思われる。
【栽培の要点】
●本圃はつとめて深耕し、有機質を多用して、保水と排水のバランスのとれた土作りとする。
●水田などの過湿になりやすい圃場では高畝にする。
●開花直前〜開花始めの頃が定植適期で、これよりも進んだ老化苗定植を避ける。
●盛夏には、潅水・敷きワラ・追肥などで草勢の維持を図る。
〇原産地はインド東部の熱帯アジア。
〇発芽適温昼間(16時間)30℃ 夜間(8時間)20℃
〇生育適温昼間 23〜28℃ 夜間16〜20℃
〇変温で発芽するので、発芽促進剤を使用していない種子は上記の発芽温度で発芽させる。
〇高温性で温度適応範囲が広い。
〇連作障害が出やすいので、実生の場合7年間周期の輪作とする。
〇高温の季節には水を切らさないよう留意する。
育苗
180cm
1条
60cm
90株
0.9株
2〜3ml
0.02〜0.03ml
200〜360粒
2〜3.6粒
2000〜2400粒