秋〜春と栽培時期が広く収穫の大きさ自由の短形大根
三太郎大根(さんたろう)【特長】 春、秋と蒔く時期を選ばず良質の大根が採れる便利な品種!自家菜園や直販向きに、作りやすさと煮ダイコンとしてのおいしさに力点を置き開発した短形ダイコン。
秋から初夏まで幅広く栽培できる。0.5〜3kg程度のお好みサイズで収穫可能。
抽苔が極めて遅く、耐寒性も強いため、秋どリ栽培に最適で、厳寒期における冬〜春どリ栽培にも適する。
短形品種のため、比較的耕土が浅い場所での栽培も可能。
肉質は緻密で純白。調理の昧がしみ込みやすくおいしい。
ス入りが遅く、裂根もしにくく在圃性にすぐれる。
通常、中間地における冬どりは、低温による抽根部の凍結や霜による葉傷みが問題となり、栽培が困難な時期です。
しかし、三太郎は抽根部が短く、抽苔が遅いため防寒資材を利用することによって2〜3月中旬までの収穫が可能です。
播種は9月下旬〜10月上旬に行います初霜の前に、虫害防除用の「サンサンネット」の上から防寒用の被覆資材でトンネル被覆します。
さらに、寒さの厳しくなる12月中旬ごろ、 「テクテクネオ」などの不織布をトンネル内にベタがけで覆うと、防寒効果がさらに高まり効果的です。
施肥は従来の青首ダイコンと同様。
収穫サイズを根長30cm(約1.5kg)としたい場合、栽植密度は25×40cm程度が目安。
根長20cm(約0.8kg)としたい場合は20×20cmとし、10a当たり1万5,000本を目安とする。
秋の適期まきにおける栽培日数は60日程度で、ミニダイコン用途の早生品種より熟期は遅いので注意する。
高温期の栽培では根長が長くなりやすく、横縞症の発生する恐れもある。
〇原産地は地中海沿岸から中東。
〇発芽適温15〜30℃
〇生育適温17〜20℃
〇冷涼な気候を好み主に秋作栽培。
〇気温が低くトウ立ちの危険が高い冬〜早春と、晩春から夏の高温時には特に品種の選定に気を配ること。
直まき
120cm
2条
20〜30cm
550〜850株
5.5〜8.5株
40〜60ml
0.4〜0.6ml
1400〜3000粒
14〜30粒
700〜1000粒