松本、安曇野の滋味ある尻太の沢庵用大根
まきじだいこん特長 長さ15〜20cm太さ4〜5? 重さ200〜250gで尻太の小型ダイコン。
松本平の代表的な地大根(主にたくあん漬け用)
【由来と特長】
信州(長野県)は冬の寒さが厳しく野菜は4月まで耕作ができないため、各盆地、山間に冬季〜春までの漬物などに使う貯蔵用の野菜の品種が数多くあります。
その中でも安曇野市穂高牧地区(常念岳から流れる烏川の扇状地)原産の牧地大根は松本平、安曇野で沢庵漬けとして使われている代表的な品種となります。
太りの進み具合は普通の大根に比べ非常に遅いが、水分が極めて少ないため味は凝縮され沢庵用にも干す日数が少なく歩留まりが良い。
肉質は緻密で澱粉質が多く甘みがあり特に長期漬けに向く。
またそば、うどんの薬味としてもたいへん美味しい。
写真右 30年ほど前までは町中でも大根干しの風景が見られました
【栽培の注意】
トウ立ちが早いので秋作のみとする。
ウイルスに弱いので、アブラムシが付かないよう早蒔きは避ける。
〇原産地は地中海沿岸から中東。
〇発芽適温15〜30℃
〇生育適温17〜20℃
〇冷涼な気候を好み主に秋作栽培。
〇気温が低くトウ立ちの危険が高い冬〜早春と、晩春から夏の高温時には特に品種の選定に気を配ること。
直まき
120cm
2条
20cm
800株
8株
40〜60ml
0.4〜0.6ml
1400〜3000粒
14〜30粒
600〜1000粒